美味しいうに丼と言われても

夏になると知人と会う機会が増える。

うにの季節だからだ。
数日前の事、こんなお話で盛り上がった。

けいこさんがこう言いだした。
「あのさ、毎年1回はうに丼食べに行くんだけど、いつ行ったらいいのか、いつが美味しいのかいつもまようんだ」と。
待ってましたと持論を伝えた。
「まずは私が完璧なアドバイスをするから私からの連絡を常に待ってるよう努めてください。それはすぎ乃本店うに膳屋の会員になる必要があるんだよ、無料会員だから安心」

景子さんが笑った。
間髪を入れずこう伝えた。
「来てほしくない時と言うのがあるんだよ。うにが高いとか、甘みが薄いとか、予約でいっぱいいっぱいだとか」
加えて、
「来るべき日と言うのもあって、うにが美味しくてスタッフもそろってて、安価で上手に仕入れできた次の日なんかはぜひ来てほしい。
その日を私がメールで案内するから。知らせを見てご来店してくれたら絶対にはずれはないし、大当たりと言えるのさ。だから会員制がいいのさ。
そんな日はお米も多く研いで待って居れるから」

加えて私の問題発言
「でもさ、どこかにうに丼食べに行って美味しくなくたって気にしないのさ。
がっかりするだろうけど、そんなに気にしない事さ。人生おわるわけでもないし」
また笑った啓子さん。

ふざけてるようでスミマセン ですがこれが私の正直な気持ち、常に思っているんです。

恵子さんが言ったんだ、
「まあ、あなたからメールもらってさ、2,3日後に行こうか!なんてなる人いないでしょ 簡単に予定くめないしょや?」
それは私も思ってる事。
でもね、本当に強くうにの良い日を望むならその位しないとね。イチローだって努力していい成績残して認められるようになったんだからさ!なんて意味の分からない事まで言ってしまった私。

毎日のようにうにの問い合わせが来ます。
どんな回答が正解なのか毎回悩みます。
いつか、本にできるんじゃないかな??

 

 

1日で1500人分のうにが水揚げされたとして、週に3日船出たとして4500人分のうにしか存在しないんだよ。
そして、もしかしたら1万人の人がうに丼を食べたいと言ったらそれは歪が生じるよ。
本当に95点以上のうには限られた数しかないんだから。
うに丼=失敗も覚悟の上で食べにくるぐらいの考えの方が良い様な気もするんだよ。と私。

ケイコさん達は呆れた顔をしていた。

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