ウニの価格について

2026年度のうに漁が始まりました。                       当店では、毎週末、メニューを印刷しております。水揚げ量によりうにの仕入れ価格、相場は毎日変わる為です。仕入れ価格が下がった時は販売価格も下げており、また逆の時もございます。価格の相場がこんなにも変わる食材はうにならではだと感じております。今日は積丹産のみならず利尻礼文産のうにも仕入れしました。利尻礼文のうにも良いうにです。仕入れできない日も有る事を考えると今週は幸運だと感じているのが本音です。昨年も水揚げが減って常に高値でした。5年前の様にうに丼3,200円などとはならないと感じています。正規のルートで仕入れをするとこのぐらいの価格になってしまいます。

積丹町のある商店で塩水むらさきうにを買ったお客様のSNSを見ました。「現地積丹町に行っても1パック4850円 ウニは高く観光客値段だ」という不満の内容です。お客様、それは間違いですよ!とコメントしようかと思ったのですが恥ずかしいのでやめました。結論として、その価格は高いとは言えないんです。その日は月曜日。私もその日のうにを仕入れお店で提供しました。仲買人からの納品額は4450円(税別) その日の相場は高値だったのです。単純に差額を見てもわかる通り、その商店ではセリ値(漁協価格)に300円~400円上乗せしたにすぎません。観光客価格だなんて心外です。 その2日後の水曜日の事、仲買人から納品されたうには3100円(税別)。2日違うだけで1300円以上の価格の開きが出たのです。どのタイミングで仕入れをするのかは商売の上では大切な事です。ちょっとギャンブルの様な要素もあるのです。        うにの価格は水揚げ量に関係しているのは皆さまもお分かりの事だと思います。沢山取れると価格は下がり、少ないと高くなります。そして、個人的に考えている事なのですが、高いうには漁師の加工技術と関係もあるのです。常に高い衛生基準で加工できる漁師が市場に送り出すうには仲買人も料理人も欲しがります。            想像してください。漁協のセリの風景を。 沢山のうにが持ち込まれ、何人ものセリ人がそのうにに価格を付けます。「欲しい」と思ったうにを他の人に取られてしまわないように、少し高い値段をつけるのです。とある日の最高値のうには6220円で最安値は1740円。平均すると4000円でした。この4000円のうにを使ってうに丼を作ると7500円。6220円のうにの場合は10000円ぐらいでしょうか。安値、1740円のうにだと恥ずかしくてうに丼に使えない様な品物らしいです。                   25年前の当店のうに丼のメニューを見つけました。後日、UPしようと考えています。