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シンケタガレ

「おめ、シンケタガレだもの」というのは決まって木村君。
これは決して誉め言葉ではありません。
仕事の事で相談すると、私の考えに理解を示さないのが木村君(笑)
あ~~だ、こ~だと言って、しまいに「シンケタガレ」とあきれ顔で捨てセリフ。

もう55歳にもなるけど、気になることがあると、
私の考えが、私の感じ方が正しいのか否か、誰かに聞いてほしくなるのです。
たいてい、同級生に聞くことが多いけど。
すまないね、いっつも電話して。

本店での出来事を。
お客様に「いいからやってよ」と命令されました。
まともな感覚の大人が言う言葉ではありません。
お会計時に、個別会計をすべてカード払いでやれというのです。
当店では注意書きとして「個別会計は現金のみの場合承ります」と見やすい文字で印刷しています。
会計時にその事をお客様にお伝えすると「知ってる、良いからやってよ」だとさ。
当店でカード端末を操作できる者は2人。
偶然、レジの近くに居たのでいやな顔をせず、個別会計に応じたのです。
くそじじいが。カラスに糞でもガッパリかけられれば、サッパリするわ。
小さな声で言いました、私。
聞こえないような小さな声で。
すでに個別会計はダメという、より見やすいポスターも準備できました。
次からは大きな声で「できません」という準備をしています。
でも知ってるんです、この方、もう来ない事を。

準備と言えば、監視カメラも検討しています。
実は、繁忙期にお店の前にたくさんのお客様が列をなします。
これが私どものストレスにもなるのです。
スムーズに接客しやすい様にカメラを使おうかと考えました。
今年、2組おりました。
30分以上待ってお席について「やっぱりやめます」とのお客様。
1組は鮪の品切れが理由です(並ぶ時に注意喚起はしています)
もう1組は理由がわかりませんでした。
「申し訳ございません」としか言えない私。
「せっかく並んでいただいたのに・・・」と思う私。

すでに札幌店では導入済みで時間のないランチタイムに大活躍しています。

もっともシンケタガレとなるのは「予約」なのです。
当店のメール予約サイトをご覧ください。
まんず、あれこれ注文の多い店主だというのがお分かりいただけます(笑)
理由があるのです。
私、大きな声で言えるのですが、
仕事中にお電話いただいてもすぐには出る事ができません。
早朝、営業時間外も電話には出られません。
土曜日12時に「今日の15時に予約」と言われても対応できません。
私には、田舎では、できないことがたくさんあるので
できないことを文字であらわし、お客様にご理解していただきたいのです。

常連さんが「お客様は理不尽なもの」とおっしゃいました。
確かにうなづけますが、笑って許せる事とできないことがあるのが現実です。

シンケタガレ(過剰すぎる神経質?)は持って生まれたものではないと思います。
へそ曲がりになった、シンケタガレになったのには理由があると思ってます。
ぼやきすぎたでしょうか?気分を悪くされたらごめんなさい!!

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